『泣いてもいいんだよ』が人生を変えた


泣くことを自分に禁止している?

ドラマや映画などに感動して泣くのはよいかもしれなけれど…自分のことで辛いとか悲しいとかそんな感情を感じて泣くのはなんだか、子供じみてて恥ずかしいとか、誰かの迷惑になるとおもっていませんか?

「涙をながす」ことはカタルシス効果があるといわれています。
カタルシスとは、ギリシャ語で「浄化」を意味する言葉であり、心理学や文学、芸術の分野で用いられる概念である。カタルシス効果とも呼ばれ、感情の解放や緊張の緩和を通じて、心身のストレスや抑圧された感情を解消するプロセスを指す。

このように、実用日本語表現辞典では説明されています。

「涙を流したら気持ちがスッキリした」「ストレスが軽減された」という経験はないでしょうか。涙を流すとストレスの解消や混乱、怒りが改善した、という研究結果は国内でもいくつか報告されています。
感情が動いて流れる涙にはストレス物質が含まれており、涙を流すと物理的にその物質を体外に排出できるとも聞いております。

職場でうまれた心の交流

数か月前のある日ちょっとした事件にわたしは遭遇しました。
その日は職場でわたしはランチタイムに休憩室を一人で占領して、最近購入したばかりの本をソファーに深く腰かけてくつろいで読んでいました。

そのとき職場の若い同僚の女性が「ちょっといいですか?」と突然はいってきてました。
実はこの同僚とはプライベートなことは話したことが無いので正直ちょっとドキドキしました。

「なにか話したいのかな?」と想像しながら、わたしは本を閉じて彼女に声をかけて何気ないおしゃべりをしました。

彼女はどうやら仕事に疲れてきっていて誰かに気持ちを聴いてもらいたい、ご本人の自覚のないSOSだとすぐにわかりました。元気がない感じがしたので、「最近何かあったのですか?」と聞くと

「実はこのごろ自分がしてることの意味がわからないんです。」
「なんのために生きてるのか、仕事してるのか意味がみつからないような・・・」

彼女のこの告白、おもいつめた言葉に、正直かなりびっくりしました。

でもこれは偶然ではなく必然のような出来事だとかんじました。

その時わたしが読んでいた本の内容は「抗うつの克服法」の内容の本を読んでいました。

彼女は若いけれど周りからは仕事のできる頼れる存在として一目おかれていました。
そんな彼女が、ここまでおもいつめていたとは…
私は自分の(その職場でもっている)業務に追われて、彼女の心のうちまで気づいていませんでした。

話している彼女の目が真っ赤になり
涙がいまにもこぼれそうになってきました。

私は思わずそばにかけより、片方の手を彼女の背中にそっとおきました。

「ごめんなさい。ごめんなさい。」とあやまりながら
彼女の目からはびっくりするほど涙がぼろぼろと流れ出してきました。

「泣いてもいいんだよ・・・」
「その涙、無理に止めないで…」

私はとっさにそういい、背中をさすりつづけ、涙をいっぱい流してもらいました。

あなたに「ありがとう」です

わたしがカウンセリングの仕事を副業でしていることは彼女は知らないので隠したままでしたが、この仕事が日常で生かされたときは本当にうれしく感じる瞬間です。

「ごめんなさい、心配かけてごめんなさい」と何度も言って彼女は休憩室をでていきましたが、心が緩んだ姿がみれたことが嬉しいことが正直な気持ちでした。

彼女が泣いたのは2~3分ほどでしたが、彼女の心につっかえてたものが少し流れたようで
そのとき少しでも涙をながせてよかったとほっと安堵しました。

彼女との心の交流がこの時からはじまりました。
今でもときどき昼休憩のときにひょっこり来てお話しをしています。
「私あのとき、泣いてもいいんだって初めてしりました。。」
「おかげで私は自分の気持ちを人に話せるように随分できるようになりました。。」

彼女の心を打ち明けてくれるその時間が、私の職場にいく一番楽しみになりました。

私にとって、 この心の交流が始まったことは、迷惑でなく大きな喜びでした。
あのとき勇気を出して私の休憩時間に部屋に入ってきて来た、彼女の行動に感謝でした。

人はみな人に優しくありたい生き物であるという真理があります。

カウンセリング業務ではいつも当然としてやっていることで気づかなくなっていましたが、カウンセリング業務から離れたころで感じさせてもらいました。

人に優しくありたい私の心が、誰かの心のサポートできたことで、私の心も嬉しいと純粋に喜びを深く感じさせてもらえたのでした。

私はこのときの偶然のようなちょっとした事件に自分の過去の体験を重ね合わせました。
彼女の涙に打ち明けてくれてた行動に「ありがとう」と心から感謝します。

そして妹に「本当にあの時はありがとう」っていつも思い出す、私の人生をかえたエピソードをおもいだします。

泣いてはいけないと信じていた私に気づく

私、昔むかし子供のころから20代後半まで、人まえで泣くことはいけないことだと強く信じていたとわかりました。

職場のあの彼女と同様に、人前でなくことは相手にとって負担で、迷惑な行為なのだと当時はおもっていました。

後に心理学を学ぶなかで、私は育っていく環境の中で誤解していたのだと理解しました。

「泣くやつは家の外で外に放りだせ!!」
「泣いたらダメ。ぐっとこらえて我慢をしなさい。」

そんな風にいつも父や母に厳しく言われて育っていたので
泣くことはいけないことなんだと私の心に深く刻み込まれていたと気づきました。

そして、両親もまた同じように、「泣いてはいけない」と親に言われて育っていました。
二人とも戦時中に生まれで、簡単には泣けない環境で育った境遇だったのでした。


「泣いてもいいんだよ」と体感したあの日が人生を変えた

28歳のときにとても苦しいときに堪えれなくて妹に悩みをうちあけたことがありました。この彼女と同じように我慢していたものが一気にあふれてきて、私は泣きそうになったのです。

私の溢れそうな涙をみて、妹が肩に手をかけてくれ
「泣いてもいいんだよ」と優しくいってくれたのです。

あのとき「泣いてもいいって」って初めて人に言ってもらったのでした。

びっくりで驚きでそして
とても嬉しくて・・・・

あの時の妹の優しい言葉が私の人生を変えたとおもいます。

私はこんなに泣いたのは人生で初めてくらい泣きました。
その時心から自分に泣くことを許可できました。

抑圧してきた感情の開放を、妹が寄り添ってくれたことで、受け入れてくれたことで、私は悲しみや怒りや辛さや我慢して生きてきたものを一気に(何を感じてるかよくわからないまま)涙とともに流したのだと思います。

そのとき現実はなにも問題も解決してないけど
泣いた後なぜだか心が軽やかな感覚を初めて味わいました。

そののちこのことがきっかけで、人に相談してみようと思えるようになった

私の人生の大きな変換点となりました。

どうかあなたの側に泣きそうになっている人がいたら
もしもあなたが泣きたいときは

「泣いてもいいよ」と声をかけて
相手や自分の心に寄り添ってあげてくださいね。

なにかすごいアドバイスも言葉も要らないかもです。
ただ寄り添ってあげるだけで、いいんです。

ただ受け入れられたら涙をながさせてあげられたら
心って浮上したり、軽やかにもなるんです。

もしもよかったら

私の心と繋がらせてくれませんか?

(こちらは「恋と仕事の心理学」のブログに私が投稿した内容をご紹介しております。)

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