自分に向いている仕事がわからないのは、母子癒着が関係してた。2
カウンセリングでは、「自分に向いてる仕事がわからない…」と
自分に向いてる仕事についてご相談をされることが時々あります。
私はお客様の自己分析や自己評価を上げていくお手伝いをさせていただきます。
前回の続きです。ちょっと遅くなり申し訳ございません。
母子癒着を切り離していくと自分がやりたいことがみえたお客様
お母さんの目を意識している自分に気づいたら
お母さんに認められたいからそうしていたのかもしれないと気づくことは重要です。
自分の心の中で自分が何を求めているかを自覚して探していく
自分の小さな感情にも寄り添い続け
自分で自分を受け入れていこうとしていくと
いつしか自分を受容することができるようになります。
それは自分をわがままにするのではありません。
それは自分を暴君にするのでもありません。
自分という人間はどういう事に反応し、どんなことで悲しむのか
どんな事に夢中になっていて楽しい嬉しいって感じるのか
自分という人間を丁寧にみて、
自分を良いも悪いも判断しないで
等身大に理解して受け入れることなのです。
自分で自分を受け入れるというのは
周りとと比べたらへたくそと感じる自分
失敗したと感じる自分
思い描いたような良い結果だと思えない自分でも
頑張った工程やそこに至るまでの超えてきた自分の道のりすべてを
しっかりと自分が承認して「がんばってきたな」と褒めることができたなら
他人(ここではお母さん)に認められたい欲求は減っていきます。
お母さんに対して無意識に求めていた承認欲求が小さくなり
自分で自分を受容できる力、自己肯定感が育っていきます。
小さない一歩でもいいから
これでいいと自分で決断して進んでいく力がついていきます。
「母子癒着」を切り離した結果、自分で決める力をつけた
母親の心を察する、他人の心を察することにかなりのエネルギーを使っておられたお客様は、そこに気づきそれを止めていく努力をされました。自分の心のがしっかりと何を思っているのか反復練習で向き合う訓練をしました。
自分がどんなことに夢中になれるか
自分がどんなことが苦手なのか
かなり時間をかけて心の奥まで掘り下げて一緒にみていくことに
本当に丁寧に向き合っていかれました。
「自分が何が好きか」
「何が得意か」
「どういうことが苦手か」
「無意識に自然にやっている行動はなにか」
自分のことに対して一生懸命に客観的に分析され
わからない、つらい、面倒くさくなっても
自分が何を感じているのか感じることに目を向けました。
何度もくじけそうになっても、
諦めない続けてくださるので私も応援しがいがありました。
やがてその絶え間ない反復練習の成果は現れてきて、自分の感覚に対して
自分で自信を持って話していかれるように変わっていかれました。
迷いに迷い悩んで、腹が決まったあたりから最後は
あっというまに自分で就職先をきめて進んでおられました。
もうここまで来たら私はお手伝いすることも減ってきました。
「この仕事が好きだと思いました。」
仕事をはじめるきっかけや目的は何でもいいと思います。
やり続けられること、やっていて時間が忘れられるほど頑張れたら
自分なりに以前の自分より成長を感じられたら
なにかしら達成感を感じられたらそれでとても素晴らしい、凄いことだと私は思います。
そのお客様が私伝えてくれた中で、特に私の印象に残ってる嬉しい言葉があります。
「ある患者さんは最初は心を閉じていて暗い顔をしていたけれど
僕が毎日挨拶をして優しく話しかけているうちに
僕に対して嬉しそうに心を開いてくれるように変わったんです。」
「僕はこれまでやりがいとか余り感じたことなかったけれど
その時この仕事が好きだと思いました。
この仕事は僕に向いてると思えました。」
このお客様ははじめこの職業が自分に向いてるかどうか
自信がないけどチャレンジされました。
それでも自分でかなり悩んで悩んで、自分で決めてこられたから
緊張と疲労の中でも続けてこられたからこそ辿り着いた世界にも見えました。
人が好きな、とても優しいお客様だからこそ
患者様との絆を生み出したのだとおもいます。
それがご自身がずっと求めておられた
仕事のやりがいや情熱と繋がりました。
自分の当たり前に対して目をむけて正しく評価する
この記事を読んでくださっている皆さんも
自分の人生の主人公は自分だというのを忘れてて
もしかして自分をあまりに小さく扱っておられませんか?
自分が当たり前にやっていることをみつけだし
当たり前に続けられてることに対して目を向け評価をしていただきたいし
自分の頑張っている小さなことすべてに対して
自分をねぎらってあげてその価値を受け取ってほしいと思っています。
そこから自分のやりがいを見い出したり
今の仕事の才能や、自分らしさ、自分の好きな仕事に気づかれる人が
増えていかれると嬉しいなと思っております。
あなただからこそ、この状況で頑張れたのかもしれない。
あたなだからこそ諦めないで優しくいれたのかもしれない。
自分の小さく評価している当たり前の中から
自分の価値を感じて自信をもっていただけたらと願いつつ
私はこれからもカウンセリングをさせていただきます。