①あなたも実は怒っていませんか?
自分自身の心と繋がりたい、幸せや安心感を感じられる生き方をしたい方をサポートする心理カウンセラーの美吉風香です。ぜひ心の根っこを育てましょう。
みなさん突然ですが、怒りには、3種類の形態があるって知っていますか??
私は心理学を学ぶまで全く知りませんでした。
周りに感情をぶちまけて怒鳴ってヒステリックになってるあの怒り。
①「わかりやすい怒り」実は怒りはそれだけではないのです。
②「受動攻撃」
③「ひきこもり」という怒りの形もあるんですね。
今日は私が過去にさんざんやらかしていた
②「受動攻撃」という多分皆さんも聞きなれない怒りについて説明します。
心理学では受動攻撃(相手を怒らせるようにわざと仕向けて
相手は加害者で自分は被害者という構図を作り、
相手を悪者にして受け身のような形で実は自分が攻撃している
相手を悪者にして受け身のような形で実は自分が攻撃している
という怒りの形態があります。
受動攻撃という言葉を学んだ時、私は大変ショックをうけました。
私は何度もこれをやってきたのだと、とっさに理解したのです。
「これで周りに自分を攻撃する怖い人を沢山つくっていたんだ私」
実はこの正体は、私の「怒り」だったとは…。
◆受動攻撃ってなに?
まず「受動攻撃」ってわかるようで
ピンとこない方も多くおられると思いますので、
ピンとこない方も多くおられると思いますので、
もう少し例あげて詳しく詳しく説明いたしますね。
*****
ある所に掃除が得意なお嫁さんがおりました。
大好きな夫のお義母さんに気に入ってもらえるように
なにかと努力をしている嫁だったのですが義母にイライラされ八つ当たりをされるようで悩むようになっていました。
義母はどちらかというと掃除が得意ではない人でした。
なので嫁は夫の実家に行くたびに、積極的に掃除を自ら率先してやってあげていたのです。
「お義母さん、さっき台所のシンクが汚れていたので洗っておきました。」
「お義母さん、トイレの床が汚れていたのでふいておきました。」
喜んでもらえるだろうと丁寧に掃除をしたのです。
しかし義母は不機嫌になるばかり…。
お嫁さんは理解できずに苦しんでいたのでした。
私は義母から嫌われてる??とか…。
これはお嫁さんが義母に知らずに「受動攻撃」をしていたという例えです。
掃除が苦手な義母=世間ではダメに見えますね。
掃除をしてあげる嫁=世間ではいい人に見えますね。
一見すると嫁はいい人で、掃除をしていない義母がダメなのですが…
義母は自分の掃除がへたなのを自覚していたので
ダメな主婦という罪悪感をもっていた
そこへ自分が望んでいないお世話を嫁からうけることで
「掃除が完璧じゃないよ~」と攻撃メッセージを受け取り
できない自分を刺激されて、
怒りを感じ加害者になってしまったわけです…。
怒りを感じ加害者になってしまったわけです…。
これは嫁がいいことをしてるつもりのはずが
自分は間違っていないという正しさを使って
自分は間違っていないという正しさを使って
しらずしらずのうちに無意識に
(罪悪感を感じてる部分を刺激して)義母を怒らせていた。
(罪悪感を感じてる部分を刺激して)義母を怒らせていた。
そして怒ってしまった義母が加害者になり、
嫁が被害者となり嫁が義母を悪者にさせる
という形の攻撃をしてるかたちの受動攻撃なのでした。
掃除を嫁に完璧にしてもらって
喜ぶ人もいるかもしれませんが、
喜ぶポイントは人によって様々あって違うのです。
喜ぶ人もいるかもしれませんが、
喜ぶポイントは人によって様々あって違うのです。
相手の望んでいることを100%察してあげるのは難しいことですね。
でも、自分のおもう正しさで、
相手にとっていいだろうと押し付けていないか?
相手にとっていいだろうと押し付けていないか?
立ち止まって考えたりすることは大切なことかもしれません。
相手を見ているようで、自分しか見てないこともあったりします。
もしかしたら、そこには相手に対する 無意識の嫉妬心が隠れていたり
相手に対する自分の「こうあってほしい」や
コントロールなどが潜んでいるかもしれません。
相手の問題のように感じてることは
実は自分の中にある感情が原因で
実は自分の中にある感情が原因で
自分が作り出してる問題だったりすることがあったりします。
私は良いことをしてる、私は正しい事してるのに
あなたの周りには怒る人が多くて攻撃されやすいと感じていたら
自分がやってる受動攻撃かもしれないと
新しい見方をすることができるようになるといいですね。