②無意識の世界は自分ではなかなか気づけない

カウンセリングの中で見えてきたのは、Aさんの心の蓋の下には「失敗したくない」「もうこれ以上頑張れない」「完璧にできないかもしれない」「また大変な目にあう」そんな不安や恐れの気持ちがいっぱい隠れていました。

そして二度とあんな恐ろしい思いをしたくないから、そうなる前に「会社を辞めよう」と思うようになっていたわけでした。

しかし一方では、そんなことくらいで不安になる弱い自分はダメなんだ。もっと私はみんなよりも頑張らなくちゃいけない。と自分に対して厳しい評価もされてて、こころの中では本当にしんどい状況に陥っていたのです。

原因をきいていくと、2年ほど前までさかのぼりました。職場の部署での業務が大きく変わるとき、先輩が辞めて急に一人でやらないといけない状況になったのでした。

それはAさんにとって思い出したくない辛い体験になったのでした。

そして「また部署の業務が大きく変わるかもしれない」そんな内容を上司の会話から聞いてしまい、Aさんは2年前のあの辛い体験が蘇ってきて、知らないうちに不安が大きくなっていたのでした。

無意識にあのときの不安を感じるのが嫌だったのでその不安から目を反らしてるのですが、実は不安があるのに、無いように心を無視してしまってると実は余計に不安が大きくなっていたのでしょう。

そして、Ａさんはカウンセリングが進む中で、その当時の事を振り返り、辛かった気持ちや不安な気持ちを感じていっぱい泣かれました。ひとしきり泣ききって、しばらくしてこう言われました。

Aさんは胸の奥に隠していた不安に気付け、2年前の当時の誰にも打ち明けることがなかった辛かった気持ちや不安を吐き出して、涙で流すことができたことで癒されたのですね〜

１年少し前の初めてカウンセリングをはじめた頃のAさんは「自分が何を感じてるのかわからない」「何も感じません、解りません…。」とばかり繰り返されている方でした。

しかし、続けてカウンセリングを受け続け、自分の心と向きあった成果がでてきて、心も開きやすくなったおかげで自分の無意識に触れやすくなって、今回のように癒やしの効果が出やすくなっていたんだと思います。本当に嬉しいことです

心の世界ではふれたくない感情に触れそうなると怖くなって、それを無いものにしてしまいたくなり心は否認します。感じたくない感情にピタッと蓋をします。そして自分には特に問題ないと思いがちです。

無意識の所でくすぶっていた解ってもらいたかった感情が誰かに見つけてもらえた時、優しく受け止められた時、安心感で包まれたとき、感情は動き始めやすくなります。

一人では向き合えない痛みも不安も、誰かに優しく見守られながらいくと、安心感をかんじると感情が湧いてきて感じられるようになりやすいです。

不安や痛みなどを感じて（感情を感じて流していく）癒していく事を繰り返すと、浄化されて心がとても軽やかになります。

誰にも見せれなかった一人で抱えていた痛みや不安を、本当に感じていたはずの感情を感じていけるようになると安心感がうまれます。そうなれたら、たとえ問題は解決してなくても、「私なら大丈夫」ってなんだか信じられるように変わっていけたりするものなのです。

なんだか最近しんどいなぁ。。。

なんか婚活するきにならないな。。。

なんかお腹すいてないのにいつもより食べ過ぎちゃうな。。

何も問題ないからカウンセリングを受けるほどでもないと思ってるけど、ちょっとした変化の中にも大きな不安や寂しさが隠れていることもあります。

春になったから、新年度の始まりだから、自分の心のメンテナンスをしようと思われた方、初回無料もございますのでどうぞカウンセリングをご利用してみてくださいね。

①無意識の世界は自分ではなかなか気づけない
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