「許しの癒し力」を体験してみて感じた事

私の父は私が子供時代にお酒で母や私達子供をとても困らせました。私にとって父は怖くてたまらない存在でした。そんな私が大人になってからも父を「許す」なんて、父が生きてる間には到底できないだろう…とさえ思ってました。

私が心理学を学ぶ学ぶときに知った、忘れられない衝撃的な言葉がありました。

「人の本質は、人を愛したいが全てです。
許せない相手を許せるほど、大きな愛の自分になることを自分に許可出来たら、世界に怖いものなど無くなる…」


私が父を許すなんて絶対に無理だろう…。と瞬間におもいました。

そんな事をしたらもっと私は苦しくなるのでは?
あっちが先に謝罪をしてきたら考えてもいいけど私がなんで先に許すの??

当時の私は、それをやることの意味が理解できずに、もがき苦しみました。


しかしです。


時間をかけて、私は自分の過去の痛みと向き合い、癒していくうちに少しづつ変化がおきていました。

なぜ父がお酒を飲まないとやりきれなかったのか、妻や子供を怒鳴りたくてお酒を沢山飲んだ訳でない。
お酒を飲まずにはいられないほどの理由があったのだと…。父を大嫌いなのだけど、父の境遇を理解して時には涙することも次第に増えていました。

やがてあの憎き父とまさかのハグをしたり、ライン交換したり、昔からは絶対に信じられないことにもチャレンジするように変化していました。


「心理学で学んだとうりだった。あれほどに父を嫌っていたけど、許せない相手を許せたら私が楽になったかも」と感じるまでに私に変化がおきていました。

「許し」にトライした私の方が感じてる幸せは、許された父より比べられない程に格段に大きいのは実感しました。

実家に久々にかえると玄関がとても匂うのです。

臭いにおいの犯人は父の靴でした。
父の足がやたらと臭いので、靴を買いなおしたり、消臭スプレーをまいたりしていたのですが、もう耐えられず…

とうとう意を決して父の足を洗うことにしました。


私の大切なとっておきの良い香りのアロマソルトで足湯をつくり、父の足を片足ずつ湯につけて、父の足の垢を綺麗に洗い流してあげたのです。
私は「許し」をこれまで色々チャレンジして感触をつかんでいたので、今の自分ならやれるかもとトライしました。


昔は父に口をきくこともできず、触れることもできなかった私が、父の足を優しくもちあげて、そっと湯につけてあげました。

触れると父の足はおもったよりも柔らかかったです。
身体は自分で洗っても、面倒だから足先は洗っていなかったのでしょう。
優しく優しくひとなでするだけで父の足から垢がぽろぽろと落ちてきました。

なぜか急に涙がこみあげてきそうな私がいました。

この涙の成分は愛なのだと、とっさにわかりました。



私は父を憎みたかったのでなく、愛したかったのだと…
だから心が嬉しくて泣きそうになったのが解りました。

私は父を憎み続けてることを生涯したかったわけじゃない・・・

どうやら私の心の中にも、父を愛したい気持ちが本当にあったのだ
そんな自分になることを自分に許したいと思っていたんだと


それがこの感覚なのだとはっと気づかされました。

私はその時「汚い」と感じることは無く
「父の足はずっと誰にもこうやって優しくされなかったのだな」
「この足は本人にも誰からも丁寧にあつかってもらってなかったのだな」
そう感じながら優しくなで続けました。

あれほどの憎しみを抱いてた父への怒りは自覚していました。

それが父の足の垢が落ちていくときに一緒に流れおちて、私が許されていく感覚がしたのです。

それは、私に「許し」を教えてもらってる感じでした。

許せない相手を許したときに、実は一番楽になるのは許された相手ではなく私だった。
父を憎み続けることで、私は永遠に罪悪感を持ち続ける羽目になるところだったのです。

あれほど憎んだ父、指一本も触れたくもなかった父に、その父の臭い足に慈しみを届けれた。
そんな成長した自分が少し誇らしく、自分の愛に自信が持てた感覚がありました。

「許し」というのは、とても難しいテーマなのですが、実際自分がやってみて許せるようになった時の恩恵の大きさや深さは計り知れません。

私が自分自身を責める罪の意識から救われ、大きな愛を持ってもいい、自信をもって人に愛を使ってもいいと許される感じでした。
「あぁこれがあの、世界に怖いものが無くなる感覚なのかもしれないなと…。」

もっともっと、大きな愛になってみたい。
今みることができていない大きな愛を感じてみたいものだと思ったりもしました。

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